2015.04.03更新

新宿区四谷の弁護士水野智之です。

離婚事件のご相談を受けていると,慰謝料を請求したいというご希望をされる方は多いです。

 

ただ,慰謝料については,不貞,暴力などの典型事例であっても金額は100万円~300万円が相場といったところです。

これ以外のケースだと,生活費の不払い,性交渉拒否,不利益な事実の不告知,その他扶助協力義務違反といったところが慰謝料が認められるケースになりますが,多くの方が考えているほど慰謝料というのは簡単には認められません。

また,慰謝料を請求される側は,たいていのケースでは争ってきますから,裁判を起こすことを念頭に置かないと慰謝料をとるというのはなかなか困難です。

 

それでは交渉レベルで慰謝料をとれないかというと必ずしもそうではありません。

特に,相手方がいち早く離婚したいという希望を持っているときには,慰謝料の金額をぐんと上げることができたケースもあります。

 

ちなみに,慰謝料で重要視される要素は,有責行為の態様・程度・期間,婚姻期間の長さ,年齢,未成年子がいるか,有責配偶者に資力があるか,無責の配偶者には資力がないか,財産分与はあるかといった点になります。

 

そして,慰謝料の立証責任は請求する側にありますので,慰謝料を請求したい方は証拠をうまく組み立てる必要もあります。これによって慰謝料の金額も変わってきます。

慰謝料がどうしてもほしいという方は弁護士等の専門家に相談されるとよいでしょう。

投稿者: 弁護士 水野 智之